かわいいからだけではなかった、私が子育て中に犬を飼った理由。
「小学生の子どもが犬を飼いたいと度々ねだってきます。
飼ってあげた方がいいでしょうか?」
とママ・パパサポートでよく質問されます。
犬はかわいいです。
子犬であればなおさらかわいいです。
でも、子犬がかわいくて子どもがねだるからと安直に犬を飼うのはおすすめしません。
なぜなら、かわいいだけではない大変なことがたくさんあるからです。
特に初めて犬を飼うことになったら、初めての子どもを育てるのと同じくらい大変と言っても過言ではありません。
その覚悟があることが最低限必要だと思います。
私は子どものときから犬を飼ってきました。
犬の飼い方を専門的に学んだことはありませんが飼った経験は豊富です。
そのような私は犬は好きですし飼うことにも慣れています。
なので結婚して犬を飼いたいと思いました。
でも、子どもが生まれてから、それだけではない理由でも犬を飼いたいと思いました。
自分の子どもに犬を飼うことの楽しさを知ってほしかったことが1つ目。
そして、かわいいだけではなく毎日お世話することの大変さも知ってほしかったのが2つ目。
でも、もう1つ、理由がありました。
それは飼われる方の犬にとってはとても申し訳ない理由でしたが、、、
今の時代、幸か不幸か、死に遭遇する経験はなかなかありません。
大切な存在が失われる死という避けることができないこと。
死を知るのはとても大事なことで、それを教えるのも大切な親の役目であると思ったのです。
究極は自分の親が見せてくれたように、親である自分の死が子どもたちの学びになるとも思っています。
普段の日々の暮らしの中にも死はひっそり隠れている。
だからこそ、今日、この「今」を精一杯生きていきたいと願う。
子どもたちにも、そう生きていってほしいという勝手な母の願いです。
犬の寿命は人間よりずっと短いです。
トイ・プードルの寿命は15年位です。
飼っていれば必ずその犬の死と向き合うことになります。
いつか来るその死と向き合わせること。
それが私が結婚して子どもが生まれてから犬を飼った理由の3つ目です。
子どもが生まれてから我が家で初めて迎えた白いトイ・プードルのメリーは、日々の暮らしを楽しく賑やかにしてくれました。
そのメリーが亡くなったのは上の子どもが大学生のときでした。
寮生活だった彼は最期のときの直前に、大学の授業をやりくりして駆けつけてくれました。
そして時間の許す限りメリーのそばにいてくれました。
そして大学の寮に帰っていきました。
最期を看取ることができない悲しみを便箋4枚に書いて私に送ってくれました。
彼の了解をいただいて一文を掲載させてもらいます。
………………
「別れの時、ひたすらなでた。
絶対忘れないようになでた。
その時、大切なことを知った。
「死ぬ」って何か、、、」
………………
言葉では教えてあげることができない大切なことを教えてくれた我が家で初めて飼った白いトイ・プードルのメリー。
命の尊さをその身をもって教えてくれてありがとう。
犬も猫もオモチャではありません。
この世界をともに生きるかけがえない命を持つ仲間です。
もしお家に迎えるときは、大切な家族が1人増えると思って迎えてくださいね。
そして家族として、この世界のよき仲間として、楽しくお過ごしくださいね。
今の我が家の楽しい家族。
朝からゲージの中に入れて寝るペットハウスをお尻に引っ掛けてカタツムリのようになって出てきたマリアンヌ♡
朝からユニークな登場!
本人は当惑中ですが。笑
さあ、今日も一緒に楽しく過ごします ♪
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村上画子
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